• 私たちの信念 ー お互いの心と精神に存在すること。

オープンさとつながりを大切にするスピリット(精神)が、AEDP研究所やその会員の、臨床的、知的、そしてコミュニティビルディングにおける全ての活動を導いています。AEDPの臨床家、先生、スーパーバイザーたちが米国内でも国際的にも育つに従って、この共有信念のおかげで、私たちのコミュニティは健康で活気のあるものでありつづけることが出来ます。特に、私たちは次の点を育て促進させることに力を尽くしています。

  • 癒しの方向性
  • エンゲージメント(人とのしっかりした関わり合い)
  • 人とのつながり
  • 共有された情熱
  • 心のオープンさ
  • 精神のオープンさ
  • 現象的正確さに導かれた厳密なプラクティス
  • 安全性と知識に基づいたセラピストのリスクテーキング
  • 新たに発生してくるものへの注目
  • 私たちは違い(相違)に対してオープンさと探索へのコミットメントを大切にします。

私たち自身の中、私たちのプラクティス、理論やコミュニティにおいて、新しい考えや仕事の新しいやり方に対して私たちはオープンでいることで成長します。私たちはお互いからの挑戦、新しい理論やプラクティスの進歩における挑戦を歓迎します。私たちの共鳴する部分と違いを喜んで歓迎することで、私たちはプロフェッショナルな、パーソナルな、そして組織的な成長の現象の発生を促すのです。

AEDPとは何か? 

  • AEDPは癒し指向(病理ベースではない)

他者に見つめられ、知られ、認められる深い願望に動かされ、人間は他者と繋がりたいという皆に共通する根本的な人間的ニーズを分かち持っています。私たちは安全だと感じると防衛のバリアを下げ、バリアが下がると、私が持っている成長し、拡張する生来の能力も私たちを癒してくれます。

意味ある変化は自然に起こる、感情的変化のプロセスを活性化することで起こってきます。AEDPの目的とはそのような生来の癒しの特質を開放し、自然に起こる適応変化のポジティブな印を頼りに、安全なセラピュティックな関係のなかで癒しの可能性を生かしていくことです。

  • AEDPは変容とポジティブなコア感情を土台とする

AEDPにおいて、患者とセラピストの関係の中で「今ここで」起こっているコア感情の本能的な体験は、変化をもたらす中核の主体となるものです。コア感情とは本能的な適応体験のことを指します。これが活発になり、瞬間瞬間の感情体験をたどり、プロセスが完了するまでワークスルーすると、内的なリソースや、癒しのリジリエンスにアクセスが出来ます。感情的変化過程は、自己の変容体験 ー 特に、癒しの関係におけるものにおいて ー により導かれています。

  • AEDPセラピストはトランスフォーマンス(下記参照)に必要な状態を構築します。

AEDPセラピストは安全なアタッチメントに特徴づけられる患者対セラピスト関係を促し、共構築します。そのような関係は二者相互的であり、明白に共感的であり、肯定的、感情調節がされ、お互いに楽しめ、感情的に互いがしっかり拘っているものです。

  • トランスフォーマンスとは何か?

トランスフォーマンスとはAEDPの用語で、包括的な動機の元になる、誰の中にもある最大限の癒し、バイタリティ、真性(オーセンティシティ)、そして真実の繋がりを目指す力のことを指します。

  • AEDPは耐えがたい孤独を癒します。

セラピストとクライエントの2者相互の感情調整は、堪え難い孤独をなくすための鍵といえます。治療関係は、恐れや恥や苦痛のが共有され、それによって相互に調節され、思い切って深い、痛みを伴う感情的な経験を掘り下げることを可能にする安全な基地を提供します。

ダイアナ・フォーシャは、クライエントが圧倒的な感情的な経験と向き合う時に決して一人にしない、ということをAEDP の基本的な信条としてあげています。

AEDP療法は、新しい修正感情体験の機会を提供します。この経験的技法は、患者が体験を持つことを促すものです。クライエント、セラピスト、二人の関係の感情的体験の中で、一瞬一瞬変動する身体の様子を追跡していきます。

  • 良い変化の経験は気持ちのよいものです。

ポジティブで、共鳴的で、調和した二者の相互関係は、健康で安全な愛着の構成要素であり、これらはまた最適な脳の成長に貢献する神経科学的な環境と関連しているとされています。ポジティブなコア感情や交流は、癒しの構成要素でもあり、本能的に組み込まれている癒しの指標でもあります。AEDPは、そのような瞬時瞬時に見られるシグナルと指標に導かれ、それらの発生を促進することを目的としています。

  • メタプロセスがAEDPの中核をなしています。

変容の経験にフォーカスすることは、それ自体が変容となります。そのような変化をセラピストが肯定し、探索することで、滝のような変容を解き放つことになります。そのような変容には常にポジティブな身体的な感情的指標(マーカー)を伴う特徴があります。

  • AEDP:継続的な対話における創発的モデル

統合的な枠組みとして、AEDPは、類似した学問や、多くの異なる著者の出版物と、さまざまな基本的となる前提と、深い共鳴を共有しています。以下がそのリストです。

  • 感情理論
  • 情動神経科学
  • 愛着理論(アタッチメント理論)
  • 二者の相互作用の発達研究
  • トラウマ研究
  • 身体的心理療法
  • その他の経験的な心理療法
  • その他のアタッチメントと感情に焦点を当てた心理療法
  • 実存統合的心理療法
  • 対人関係と発達に基づいた精神分析的系統、特に心的外傷および/または変容に焦点をあてたもの。
  • 短期精神力動療法
  • 東西の異なる学問の伝統を含む、広義に定義された変容の研究
 

AEDPの目的

私たちの仕事

AEDP研究所はトレーニング、スーパービジョン、資格認定、またワークショップ、セミナーやオンラインのリソースをAEDPの実践と成長を促進させるために提供しています。

研究所は臨床家たちが考えや体験を共有し、相互に学び合い、質問を投げかけ、問題提起をし、ダイナミックで常に進化している考えや臨床のプラクティスに新しいアイデアを統合していくフォーラムを提供しています。

The Transforming Power of Affect (邦題「感情の変容力」)の作者であるダイアナ•フォーシャにより生み出されたAEDPは、多くの分野にルーツを持ち、またそれらと共鳴しています。その中には愛着理論、感情神経科学、身体アプローチ、そして変容に関する諸研究などがあります。

AEDPの精神を表すのに次の言葉がぴったりきます。私たちは私たちの患者さんたちが ー そして自分たちも ー 傷ついたところで強くなることを助けること。

トラウマや、喪失や、人間の関わりの限界の痛々しい余波に対して心の作業をすることで、私たちは常に強く、絶対傷つくことのなかった心の場所を発見するのです。

クライシスや苦しみは、それなくしてはそれまで眠っており、知られることもなく、未開発のままであった心の中にある驚異的な能力を目覚めさせる機会をもたらしてくれます。AEDPは心理療法のアプローチとして、癒しや変容のための機会を出来るだけ有効に活用するものであります。この経験的冒険のカギとなるのはセラピュティックな関係を安全な基地として確立するところにあります。

AEDPの臨床家はクライアントのために、難しい感情や関係の綿密なプロセシングを通して、新しい癒し経験が生まれでてくるように働きかけるのです。